2023年9月に開業したKアリーナ横浜(横浜市西区)は20,033席の音楽特化型アリーナで、米音楽業界誌Pollstarが2025年12月12日発行の年末特集号で発表した世界アリーナランキング(集計期間:2024年11月14日〜2025年11月12日)では、観客動員204万7530人でマディソン・スクエア・ガーデンを抜いて世界1位となった。にじさんじはこの会場で10月10日(土)と12日(月・祝)、3日間で2公演を開催し、その先陣を切るのが8人ユニット「MECHATU-A」(めちゃつえー)の初リアルライブ「MECHATU-A 1st LIVE “Over Drive!”」だ。ドワンゴは9月30日、本公演の全編を10月10日18時からニコニコ生放送で現地から生配信すると発表した。公演の冒頭部分は誰でも無料で視聴でき、YouTubeでも無料パートが流れる。本編の視聴には配信視聴チケットが必要で、9月29日17時から10月27日23時59分までドワンゴチケットで販売。タイムシフトは生放送終了後から10月28日23時59分まで、期間中何度でも視聴できる。
MECHATU-Aは、2023年3月30日デビューの佐伯イッテツ、赤城ウェン、宇佐美リト、緋八マナからなる東のヒーロー「Oriens」と、同年4月26日デビューの星導ショウ、叢雲カゲツ、小柳ロウ、伊波ライからなる西のヒーロー「Dytica」を合わせた8人編成。4月28日の8人コラボ配信で1stミニアルバムとアリーナ公演を同時に発表し、7月22日発売の『On-Deck!』には全員曲「The Hearties」(作詞・作曲:草野華余子)や「PEACE MARK」、各ユニット曲を含む全7曲を収録、初回生産分には本公演の先行抽選シリアルコードを封入した。9月18日発売の音楽誌『CUT』10月号では初の表紙も務めている。公演は10月10日16時30分開場、18時開演。現地チケットはアリーナ席のS席14,500円とA席11,000円(いずれも税込、1人2枚まで)で、S席には8人の3D姿を大爆発の背景に吊るせる「大爆発!ゆらゆらアクリルジオラマ(手書きロゴver.)」が付く。7月のシリアル先行からファンクラブ先行、イープラス先行を経て9月26日に一般販売が始まり、リセールは10月8日11時59分まで受け付ける。
配信視聴チケットはメインが6,500円(税込、別途サービス手数料286円)、通常ロゴver.のアクリルジオラマが付く〈グッズ付き〉が10,500円(同462円、内訳はチケット6,500円+グッズ・送料・事務局手数料4,000円)。出演ライバー1人を追い続ける「ライバーカメラ」は全8種で各2,500円(同110円)、ステージ全体を見渡す「会場定点カメラ」は2,000円(同88円)。ライバーカメラにはOriens4人、Dytica4人をそれぞれまとめた「Oriensセット」「Dyticaセット」も各8,800円(同387円)で用意され、4人分を単品で買うより1,200円安い。ライバーカメラと会場定点カメラのチケットは、メイン配信視聴チケットを購入したアカウント、またはプレゼント用シリアルコードを生放送ページで認証したアカウントのみ購入でき、対象ライバーが出演していない時間はメイン配信と同じ映像が流れる。
本編の前後には企画番組も組まれる。16時45分開始の「直前放送」は全編無料で、男子高校生アイドルグループ「すぷれあ」の皇れおがMC、百花繚乱がレポーターを務め、本番を控えたメンバーの楽屋を訪ねる「楽屋凸」のコーナーなどを届ける。本編終了後の「最速感想放送」には皇れお、篠宮ゆの、城瀬いすみ、花籠つばさのすぷれあ4人全員が集まり、感想会を行う。冒頭は無料、以降はニコニコチャンネル会員向けで、MECHATU-Aメンバーの出演はない。すぷれあは2025年9月17日にデビューしたにじさんじ初の男子高校生アイドルグループだ。MECHATU-Aの8人は「8人それぞれの想いを込めて、爆発的に熱いステージにします!ぜひ見届けてください!」と連名でコメントしている。劇場でのライブビューイングも実施され、国内は北海道から佐賀県までのイオンシネマ63館(特設サイト掲載分)で6,500円(税込)、16時30分入場、16時45分から直前放送、18時から本編を上映し、入場特典としてキービジュアルポストカードを配布する。イープラス先行は9月27日で終了し、劇場一般販売は10月8日0時のオンライン販売から始まる。海外は台湾、香港、マカオ、マレーシア、インドネシア、タイの劇場で生中継され、韓国ではMEGABOXが特設サイトに案内されているほか、海外在住者向け配信のStagecrowdが米国、韓国、台湾、英国など19の国・地域に配信する。
ドワンゴとにじさんじのライブ配信は、今年に入って型が定まってきた。5月の幕張メッセ「にじさんじフェス2026」スペシャルステージ4公演や7月30日のローレン・イロアス初ワンマンライブは、いずれもメイン配信にライバーカメラ・会場定点カメラのチケットと直前放送などの企画番組を組み合わせる構成でニコニコから配信された。MECHATU-A公演の2日後、10月12日に同じKアリーナ横浜で開かれる葛葉の3年ぶりワンマンライブ「Kuzuha One-Man Live “Bloody Alexandrite”」も同じ形で全編生配信され、その直前放送ではMECHATU-Aの宇佐美リトがMCを担当する。現地に入れないファンにとっては、配信・劇場・海外配信の3つの公式ルートが開かれたうえ、タイムシフトが10月28日まで18日間残るため、当日見られなくても本編を追える環境が整ったといえる。

