メタバースプラットフォームとグローバルIPの連携が、バーチャルファッション経済の新たな成長エンジンとして注目を集めている。RobloxがNikeとバーチャルストアを構築し、FortniteがBalenciagaとデジタルファッションラインを展開するなど、主要プラットフォームがファッションブランドとの接点を拡大する流れの中、韓国発のアバターソーシャルプラットフォーム「ZEPETO(ゼペット)」が新たなグローバルIPコラボレーションを発表した。
NAVER Z Corporationは、同社が運営するZEPETOが米国の玩具・エンターテインメント企業MGA Entertainment(本社:ロサンゼルス)のファッションドールブランド「Bratz(ブラッツ)」と提携し、「Bratz × ZEPETO コンテスト」を3月20日より開催すると発表した。コンテストは4月16日までの4週間にわたり実施され、毎週金曜日に新たなテーマが公開される全4ラウンド形式となる。Bratzは2001年の発売以来、大胆でファッション性の高いスタイルで世界的な人気を獲得したドールブランドで、2026年に25周年を迎える。MGA EntertainmentのアイザックCEOは2026年を「MGA史上最大級の年」と位置づけており、Bratz 25周年記念ラインナップの一環として今回のZEPETOとの協業が実現した。
参加方法は、ZEPETOアプリ内でBratzアバターを選択し、各週のテーマに合わせてスタイリングを行い、ハッシュタグ「#BratzXZEPETO」を付けてフィードに投稿する形式だ。外部SNSへの同ハッシュタグでの投稿も可能で、作品の露出拡大につながる。第1ラウンド「My Bratz Style」ではBratzの象徴的なファッションを基にしたシグネチャールックの表現、第2ラウンド「Pop Stars」ではポップスターのようなエネルギッシュなスタイル、第3ラウンド「Chrome Style」では25周年記念カラーを取り入れたエッジの効いたスタイル、第4ラウンド「Party Look」では華やかなパーティースタイルがテーマとなる。イベント期間中はBratzのスタイルにインスパイアされた限定ファッションアイテムやメイクアップアイテムが順次リリースされる。
NAVER Zの李藝全(イ・イェジョン)事業開発総括は「アイコニックなファッションドールブランドであるBratzとのパートナーシップを通じて、ユーザーが自分の本当の姿を発見し共有できるグローバルな祭典を用意できたことを嬉しく思う」とし、「グローバルをリードするアバタープラットフォームとして、今後もユーザーがアバターを通じて限界のない自己表現を楽しめるよう、多様なコラボレーションとコンテンツを展開していく」と述べた。
ZEPETOは全世界で4億人以上の登録ユーザーを擁するアバターソーシャルプラットフォームで、利用者の約90%が海外ユーザー、約80%が10代で構成されている。これまでにGucci、Walmart、Porsche、Disney、サンリオ、ソフトバンク、JR東日本など多様なグローバルブランド・IPとのコラボレーション実績を持つ。今回のBratzとの提携は、ノスタルジア価値の高い特化型IPを通じてバーチャルファッションエコシステムをさらに拡張する戦略的な一手であり、ブランドには将来の顧客獲得チャネルを、ユーザーには能動的な自己表現の場を同時に提供する構造となっている。

