Googleは、Apple Vision Proの発売から約2年を経て、visionOS向けYouTube公式アプリをリリースした。アプリは現地時間12日よりvisionOS App Storeから無料でダウンロードできる。
YouTubeアプリでは、プラットフォーム上のすべての動画とショート動画を視聴できる。Spatialタブからは空間映像、3D映像、VR180、360度動画などの没入型コンテンツにもアクセスでき、シアタースケールの仮想スクリーンでコンテンツを楽しめる。チャンネル登録、再生リスト、視聴履歴といった既存のパーソナライズ機能もすべて利用可能だ。
M5チップ搭載の新型Vision Proでは、8K画質での再生にも対応する。また、Vision Proのマルチタスク機能を活用し、他のアプリを使用しながら同時にYouTubeを視聴することもできる。
これまでVision ProでのYouTube視聴はSafariブラウザ経由に限られていた。サードパーティアプリのJunoが代替手段として登場したものの、YouTubeの利用規約違反によりApp Storeから削除された経緯がある。Tubular Proなどの非公式アプリに頼らざるを得ない状況が続いていた。
Googleは2024年2月のVision Pro発売時に公式アプリを提供せず、開発が「ロードマップにある」とのみ表明していた。その後、2025年10月にはSamsungと共同で発売したGalaxy XRにAndroid XR版YouTubeアプリを搭載し、XRプラットフォームへの対応を本格化させている。今回のVision Pro向けアプリのリリースも、こうしたXRエコシステム拡大戦略の一環とみられる。
Netflix、Spotifyなど主要ストリーミングサービスは、依然としてVision Pro専用アプリを提供していない。

