ホーム産業コルティス、ロブロックス初の公式コラボアーティストに…8月1日『ロラパルーザ・シカゴ』出演と連動

コルティス、ロブロックス初の公式コラボアーティストに…8月1日『ロラパルーザ・シカゴ』出演と連動

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ゲームプラットフォームは、音楽アーティストにとってもはや余興の場ではない。ロブロックス(Roblox)が4月30日に公表した2026年第1四半期の実績によれば、1日あたり平均利用者数は1億3200万人で前年同期比35%増、利用時間の合計は310億時間に達した。この巨大な生活圏へ、デビューから1年に満たない韓国のボーイズグループが「フェスの看板」として乗り込むことになった。

所属事務所ビッグヒット・ミュージック(BIGHIT MUSIC、ハイブ傘下)は24日、コルティス(CORTIS)がロブロックスのゲーム『ミュージック・フェスティバル・タイクーン(Music Festival Tycoon)』で初の公式コラボレーション・アーティストに起用されたことを明らかにした。同ゲームは米ライブ・ネイション(Live Nation)とゲームテック企業ライブワイヤー(Livewire)が共同で手がけたもので、利用者がアーティストをブッキングし、ステージを設計して自分だけの音楽フェスを運営していく内容だ。ライブ・ネイションが世界で年間200以上手がけるフェスを下敷きにしており、公開後の累計訪問数は350万回、ゲーム内で行われた公演は2300万回を超えた(ライブ・ネイション、7月23日発表)。コルティスは各メンバーの個性を反映したアバターと専用ステージ、代表曲『REDRED』『GO!』のバーチャル公演を提供する。同時にロラパルーザ(Lollapalooza)がゲーム内初の実在フェスとして加わり、メインステージ、棒付きキャンディーのマスコット、公式グッズ売り場、シカゴ名物ホットドッグの屋台までが再現される。

バーチャル側の動きは、現実のスケジュールと連動している。コルティスは8月1日(現地時間)、米シカゴのロラパルーザ・シカゴでT-モバイル・ステージに午後2時55分から50分間出演する。今年のラインアップに名を連ねるK-POPのボーイズグループは同チームのみだ。前日の7月31日にはハウス・オブ・ブルース・シカゴ(House of Blues Chicago)でアフターショーが組まれ、こちらは早い段階で全席が完売した。7月18・19日の仁川インスパイア・アリーナ公演で幕を開けた初ツアー『PUT YOUR PHONE DOWN』は、8月4日のカナダ・トロントを起点にニューヨーク、アトランタ、アーヴィング、ロサンゼルス、サンフランシスコと北米6都市を回る。北米公演はメンバーシップ先行受付の初日に全席が埋まり、8月16日のサンフランシスコ公演が追加され、全体で9地域・14公演の規模となった。8月22・23日にはソウルの高麗大学校ファジョン体育館(화정체육관)でデビュー1周年を記念する公演を開催し、こちらも先行受付の段階で完売、来場できないファン向けにウィーバース(Weverse)でのオンライン配信を併行する。ツアーは9月4日から6日まで、神奈川のぴあアリーナMMで締めくくられる。

数字の裏づけも整っている。5月4日に発売した2枚目のミニアルバム『GREENGREEN』は、サークルチャート(Circle Chart)が7月23日に公表した週間アルバムチャート(集計期間7月12〜18日)で累計約309万9000枚を記録した。発売から11週での到達で、今年韓国で発売された作品のうち300万枚を超えたのは、防弾少年団(BTS)の5thアルバム『ARIRANG』と本作の2枚だけだ。昨年のミニ1作目『COLOR OUTSIDE THE LINES』の215万枚を合わせると、デビューから11か月で累計525万枚となる。海外指標も同じ方向を向いており、同作は米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」(5月23日付)で自己最高の3位に入り、10週連続でチャートインを続けている。スポティファイ(Spotify)では収録曲の累計再生数が発売77日で3億回を突破し、タイトル曲『REDRED』単体でも約1億5400万回に達した。

K-POPとロブロックスの接点自体は目新しいものではない。2023年にはBLACKPINKが『BLACKPINK THE PALACE』を、TWICEが『Twice Square』を、いずれも自前の常設スペースとして開設している。今回が異なるのは、主導権がアーティスト側ではなく興行会社側にある点だ。ライブ・ネイションのアヌバブ・メロトラ氏(Anubhav Mehrotra)は「フェスは常に、そこに集まるファンによって形づくられてきた」と述べ、ロブロックスで音楽パートナーシップを統括するジェシカ・ミーハン氏(Jessica Meehan)は、同社の利用者が実際のライブ参加率でも平均を大きく上回るという調査結果に言及した。ライブワイヤー共同創業者のインディ・カブラ氏(Indy Khabra)は「ゲームはもはや音楽の副次的なチャネルではない」と語っている。つまり、興行側がスポンサーシップやグッズ販売をゲーム内へ延長する枠組みを先に用意し、その最初の看板としてコルティスが選ばれた構図だ。フェス出演が一度きりの通過点として消費されがちな新人グループにとって、ステージ上の50分だけでなくその前後の期間まで接触点を確保できる意味は小さくない。デビュー2年目のグループが北米フェス、北米ツアー、ゲーム内フェスを同じ夏に並走させる形は、K-POPの海外展開が「公演の輸出」から「体験の設計」へと軸足を移しつつあることを示している。

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