バーチャルアイドルグループPLAVE(プレイブ)が、4枚目のミニアルバム『Caligo Pt.2(カリゴ パート2)』で自己最高の初週売上を記録した。韓国の音盤集計サイト「Hanteo Chart(ハントチャート)」の4月20日付集計によると、4月13日に発売された本作の初週売上(発売から1週間の販売枚数)は125万枚を超え、グループ自身の過去最高枚数を塗り替えた。
PLAVEはこれまで、3rdミニアルバム『Caligo Pt.1』で初週103万枚、シングル2集『PLBBUU(プップー)』で109万枚を記録してきた。今回の『Caligo Pt.2』はその流れを引き継ぐ3作連続のミリオンセラーで、フィジカル盤で3作連続100万枚を突破したバーチャルアイドルは、今回のPLAVEが初となる。
『Caligo Pt.2』は、2025年2月にリリースされた3rdミニアルバム『Caligo Pt.1』の続編にあたる作品で、グループが構築してきた世界観とメンバー個々のストーリーをさらに掘り下げている。収録曲は全5曲で、ロックサウンドを軸にしたタイトル曲『Born Savage(ボーン・サベージ)』を中心に、先行公開曲『흥흥흥(フンフンフン)』、アカペラ楽曲『꽃송이들의 퍼레이드(花たちのパレード)』、ピアノバラード『Lunar Hearts(ルナ・ハーツ)』、第1世代K-POPで流行したニュージャックスウィング風のレトロナンバー『그런 것 같아(そんな気がする)』が並ぶ。韓国最大級の音楽配信サービス「Melon(メロン)」では、発売から24時間以内のストリーミング再生数で『Caligo Pt.1』が歴代1位、『Caligo Pt.2』が歴代2位にランクインしている。
韓国の音盤市場全体を見ると、今回の記録はより際立つ。韓国音盤コンテンツ協会が運営するCircle Chart(サークルチャート)の集計では、2024年の国内アルバム販売数は前年比19.5%減と10年以上ぶりに前年割れを記録し、ミリオンセラーアルバム数も2023年の33作から20作へと減少した。市場全体が調整局面を迎える中で、PLAVEは発売ごとに初週売上を積み上げており、バーチャルアイドルというジャンルが既存のK-POPトレンドとは別の成長曲線を描き始めていることを示している。
ライブ領域でも動きは顕著だ。PLAVEは2025年11月にソウルの高尺(コチョク)スカイドームで行ったアジアツアーのアンコール公演を2日間ともソールドアウトし、バーチャルアイドルが音盤・音源だけでなく大規模な実地公演まで成立させられることを示した。韓国のリアルアイドル市場がフィジカル販売の踊り場に差し掛かる中で、『Caligo Pt.2』の今回の数字は、バーチャルアーティストがK-POP産業における数値で語れる存在へと移行したことを裏付ける指標となりそうだ。

