ホームVTuber韓国発バーチャルアイドルBEGRITZ、10月3〜4日のインドネシア・コミコンでデビュー前に初の海外ステージ

韓国発バーチャルアイドルBEGRITZ、10月3〜4日のインドネシア・コミコンでデビュー前に初の海外ステージ

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K-POPの海外消費でインドネシアは日本に次ぐ市場だ。韓国の音楽スタートアップ、スペースオディティ(Space Oddity)が運営するデータダッシュボード「K-POP RADAR」がYouTube再生数を基に集計した「2025 K-POP世界地図」で、インドネシアは韓国、日本に続く3位を2年連続で維持した。バーチャルアイドルのPLAVE(プレイブ)も、幕張メッセ公演(2025年11月1〜2日)に先立つ同年10月18日、初のアジアツアー『2025 PLAVE Asia Tour [DASH: Quantum Leap]』のジャカルタ公演を行っている。この市場で、正式デビュー前の韓国の新人バーチャルボーイズグループが初の海外ステージに立つ。

韓国のエンターテック企業DNABLE(ディネイブル、代表イ・ギョラ)は1日、10月3〜4日にジャカルタで開催される「インドネシア・コミコン(Indonesia Comic Con)2026」(以下ICC 2026)に参加し、5人組バーチャルボーイズグループBEGRITZ(ビグリッツ)を現地で初めて披露すると発表した。ICCは今年で10回目を迎え、「A Decade of Pop Culture Fiesta(10年のポップカルチャーの祭典)」をテーマに、ジャカルタ中心部クマヨラン(Kemayoran)のジャカルタ・インターナショナル・エキスポ(JIExpo)ホール・エキスポ&アリーナで開かれる。漫画・映画・ゲーム・音楽・コスプレを横断するイベントで、主催者はインドネシア最大規模のポップカルチャーイベントと位置づけており、今年は会場をJIExpoに移しての初開催となる。4日には俳優の新田真剣佑がメインゲストとして登場する予定だ。DNABLEは同じ4日の午後、公式カンファレンスプログラムに登壇し、「DNABLE: Future Multimedia Contents through Virtual Idol(バーチャルアイドルを通じた未来のマルチメディアコンテンツ)」をテーマに、世界のバーチャルアイドル市場の変化、K-POPとバーチャル技術の結合が生む新たなエンターテインメントの方程式、ファンダムとIPビジネスの拡張性、バーチャルコンテンツ産業の将来について発表する。同じ場で、DNABLEが自社で企画・制作・運営するBEGRITZのパフォーマンス映像が現地のステージで初公開される。DNABLEは、K-POPをはじめ韓国の大衆文化とデジタルコンテンツの消費が活発なインドネシアを、東南アジアとアジア市場への橋頭堡と位置づけている。

BEGRITZはムンチャン(문찬)、ドハ(도하)、テボム(태범)、ルビン(루빈)、シニ(신의)の5人で構成され、「時空を冒険するトッケビ(도깨비、韓国の伝承に登場する妖怪)」の世界観を軸に、音楽・世界観・リアルタイム配信・ファン体験をひとつのIPとして束ねる構造だ。DNABLEは7月14日にグループの制作計画を公開し、BLACKPINKやBIGBANGらの楽曲を手がけてきたプロデューサーR.Tee(アルティ)が音楽プロデュースを統括、Block B(ブロックビー)のテイルがA&Rとボーカルディレクションを担当すると発表した。続く7月28日には世界観の拠点となる公式サイト「タルピッサンフェ(달빛상회、月明かりの商店の意)」を開設し、ロゴモーションとストーリーフィルムを公開している(topceleVニュース7月28日付)。メンバーは作詞・作曲にも直接参加する。BEGRITZは最近のライブ配信で自作曲「X도(エクスド)」を初披露したのに続き、もう1曲の自作曲「사랑받을래(サランバドゥルレ、愛されたいの意)」を公開しており、正式デビューまでメンバーの自作曲音源を先行公開の形で順次発表していく計画だ。

イ・ギョラ代表はBEGRITZについて「韓国にとどまらず、国と言語の境界を越えてファンとリアルタイムで交感できるグローバルエンターテインメントIPへ成長させることが目標」とし、「今回のステージは、BEGRITZがアジアのファンと出会うと同時に、韓国のバーチャルエンターテインメント制作力をグローバルコンテンツ産業の関係者に紹介する意味ある出発点になる」と述べた。さらに「BEGRITZは世界観や技術だけでなく、メンバーが自ら音楽制作に参加し、自分たちの音楽をファンに届けるアーティストとして成長していく」とし、「インドネシアを皮切りに、音楽、ライブ、公演、ファンプラットフォームをはじめとする多様なグローバルパートナーシップをつなぎ、BEGRITZのアジア市場との接点を継続的に広げていく計画だ」と明らかにした。

今回の動きは先行例とは経路が異なる。PLAVEが韓国国内での活動実績を積んだ上で有料の単独公演としてジャカルタに乗り込んだのに対し、BEGRITZはデビューアルバム発売前の段階で、ポップカルチャーコンベンションのカンファレンスステージを通じて現地ファンと業界関係者に同時に露出する形を選んだ。イ・ギョラ代表は8月の韓国メディア、スターニュースのインタビューで、日本・中華圏・英語圏の現地企業とデビュー前から交流していると語っていたが、実際の初の海外公開ステージはこれらの地域に先んじて東南アジアで実現することになった。正式なデビュー日とデビューアルバムの発売時期はまだ公表されていない。DNABLEが予告した音楽・ライブ・公演・ファンプラットフォーム分野のグローバルパートナーシップが、ジャカルタでのカンファレンス後にどのような契約と日程で具体化するかが、デビュー前のBEGRITZの動向を測る次の確認ポイントとなる。

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