韓国のバーチャルガールズグループL.I.N.C(リンク)がデビューシングルのティザー映像を公開し、拡張型世界観の幕開けを告げた。LVネクサス所属のL.I.N.Cは12月11日から16日にかけて、公式SNSを通じてメンバー別個人ティザーとグループティザー映像を順次公開した。

最初に公開されたマイロのティザー映像は、人気のない遊園地を背景にしている。布製の人形たちを背に一人で歩いていたマイロが鹿のぬいぐるみを発見し、その目の中に自身のバーチャルな姿が重なることで、現実と非現実の境界を曖昧にする演出が盛り込まれた。

アンのティザー映像はヘッドセットを装着したまま作業に没頭する場面から始まる。繋がっていた謎の糸が切れ、窓辺で自身のバーチャルと向き合い手を振り合う姿が描かれた。アルデンのティザー映像では指先に繋がった糸を辿る演出が展開され、自身のバーチャルと遭遇する場面で物語の緊張感を完成させた。

個人ティザーが各メンバーの感情と物語を表現したのに対し、最後に公開されたグループティザー映像は世界観のスケールを拡張させた。実写からバーチャルへと切り替わる場面がドラマチックに繋がり、本格的な物語の始まりを告げた。個人ティザーでは3人のメンバーのみが公開されたが、グループティザーでは4人目のメンバーが登場し、L.I.N.Cの完全体に対する期待を高めた。

ティザー映像にはデビューシングル楽曲の一部が挿入され、メンバーたちの個性的なボーカルと現実と非現実を行き来する演出、ハイクオリティな映像美が融合している。L.I.N.Cは2026年1月23日の正式デビューに向け、多彩なプロモーションコンテンツを順次公開する予定だ。