VTuberのオフライン企画は、グッズを販売するポップアップに映像演出や体験型コンテンツを組み合わせる形へと広がっている。ホロライブが9周年を迎えた今秋は、有明の大型巡回展、地方遊園地とのコラボ、入場無料の小規模ポップアップが同じ時期に並び、その一つがお台場のLED映像空間を舞台にしたさくらみこのコラボイベントだ。IPコラボイベント・グッズ事業を手掛ける株式会社イーディスとLEDビジョン事業のLED TOKYO株式会社は10月2日、カバー株式会社が運営するホロライブ所属のさくらみことのコラボイベント「えりーとえいぞーぱーくinお台場」を、10月15日(木)から11月1日(日)までLED DAIBA STUDIOで開催すると発表した。企画はイーディスが担当し、会場運営はLED TOKYOが担う。
会場のLED DAIBA STUDIOは、デックス東京ビーチ3階にあるLED TOKYO運営のイベントスペースで、壁面3面に大型LEDビジョンを常設している。ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」から徒歩2分、りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩5分。入場は無料だが、混雑状況によって入場制限がかかる場合がある。営業時間と休館日は発表時点で未確定で、確定後に特設サイトへ追記される。会場の中心となるのは、3面のLEDビジョンで放映されるイベント限定のスペシャルムービーだ。本イベントのために新たに編集・制作された映像で、会期中にLED DAIBA STUDIOでのみ視聴でき、観覧料はかからない。LED TOKYOが公開しているスタジオ仕様によると、壁面3面のLEDはそれぞれ横13.44m、8.96m、14.08m、高さ2.4mで、横幅の合計は36mを超える。
グッズは、本イベントで初公開となる完全新規描き下ろしイラストを使用したオリジナルコラボ商品で構成され、価格はすべて税込表記となる。購入特典として、おみくじ・謎解きラリーの料金を含む1会計3,000円ごとにポストカードをランダムで1枚プレゼントし、裏面のQRコードから応募すると小規模ファンミーティング「えりーとえいぞーぱーくぷちファンミinお台場」の抽選に参加できる。ファンミーティングの日程や形式、当選人数は公表されていない。支払いは現金、クレジットカード、電子マネー、交通系ICカードのみで、ランダム商品と特典の絵柄は選べず、同じ絵柄が続けて出る場合もある。来店時期によっては品切れ・完売の可能性があり、販売状況は会場公式X @led_studio_jp で案内される。入荷予定数の問い合わせには対応せず、転売目的の購入は禁止だ。同じグッズはEDITH ONLINEでも10月15日11時から11月8日(日)23時59分まで受け付け、2027年1月中旬から順次発送される。
体験型コンテンツとしては、「えりーとな景品」が当たる「えりーとおみくじ」と、デックス東京ビーチの館内を回遊しながら謎を解く「謎解きラリー」が用意される。参加費はいずれも1回880円(税込)で、謎解きラリーは謎を解き終えるとクリア特典がもらえる仕組みだ。販売時間は施設の営業時間に準じ、商品の発売・仕様は諸事情により変更・延期・中止になる場合がある。
本イベントの会期は、ホロライブのオフライン企画が集中する時期と重なる。ホロライブ9周年を記念した全国巡回展示会「hololive Grand Reception ~感謝を込めた招待状~」が10月10日に有明のTOKYO DREAM PARKで開幕し、前半は10月28日まで、後半は10月31日から11月23日まで続く。白上フブキと広島県福山市の遊園地「みろくの里」のコラボイベントも10月10日から11月3日まで開催される。巡回展の前売入場券が2,500円、みろくの里のコラボチケットが中学生以上4,700円という有料入場の構成に対し、さくらみこのイベントは入場を無料にしたうえでグッズと880円の体験コンテンツを置く構成だ。会場のLED DAIBA STUDIOは、直前の9月4日から23日までセガ、アトラスなど5作品のグッズ500点超を大型LED映像とともに販売したポップアップ「ULTRA STORE」を開催した場所でもあり、LED映像空間にIPグッズ売り場を組み合わせる運営方式が今回もそのまま踏襲される。さくらみこは2018年8月1日に活動を開始したホロライブ0期生で、YouTubeチャンネル登録者数は240万人を超え、ファンネームは35P。10月のホロライブのオフライン展開は、有明の有料大型展示、お台場の無料ポップアップ、地方遊園地とのコラボが同じ月に同時に動く形となり、チケット制の大型イベントと入場無料の小規模ポップアップを並行させる形が続いている。

