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XVL VRが「MeganeX superlight 8K」に対応 2025年秋リリースへ

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ラティス・テクノロジー株式会社は、VRヘッドセット「MeganeX superlight 8K」に対応したXVL VRの新バージョン「Ver.24.0」を2025年秋にリリースすることを発表した。この対応により、VR空間での製造業向け3Dデータの活用がさらに進化し、より精度の高いデジタル検証環境が実現することが期待されている。

XVL VRは、3D製品データを軽量化し、VR空間で製品の組立や検証を可能にするシステムであり、2019年の提供開始以来、多くの製造業で活用されている。今回の新バージョンでは、高解像度かつ軽量な「MeganeX superlight 8K」に最適化され、有線接続による安定した通信環境でのデジタル検証を可能にする。これにより、無線干渉の影響を受けることなく、精密な作業プロセスの可視化やシミュレーションが可能となる。

「MeganeX superlight 8K」は、Shiftallとパナソニックグループが共同開発したVRヘッドセットであり、2025年1月から2月にかけて出荷予定の新モデルである。高解像度の8Kディスプレイと軽量設計により、製造業のデジタルツイン活用、トレーニングシミュレーション、作業現場での利用に最適化されている。今回のXVL VR対応により、製造現場でのデジタル工程検討や、技術者向けのトレーニングがよりリアルな環境で実施可能となる。

ラティス・テクノロジーは、「XVL VRを通じて、製造業におけるQCD(品質、コスト、納期)の向上に貢献する」としており、今後もユーザーのニーズを反映した製品の開発を進めていく方針を示している。また、最新のVR技術を活用し、より多くの業界でXVLの普及を促進することを目指している。

MeganeX superlight 8Kは、Ver.23.0(2024年10月リリース)でも動作することが確認されているが、正式な動作保証はVer.24.0からとなる。対応バージョンやリリース時期については、今後の発表で変更される可能性もあるため、最新情報はメーカーサイトやラティス・テクノロジーの公式情報を確認することが推奨される。

XVL VRのVer.24.0リリースにより、VR技術を活用した製造業のデジタル化がさらに進むことが期待されており、今後の展開に注目が集まる。

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