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PLAVE、新アルバムのティザーポスターが盗作疑惑に直面

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韓国のバーチャルアイドルグループPLAVE(プレイブ)が、先日公開した新しいティザーポスターをめぐり、デザインの盗作疑惑で注目を集めています。問題となったのは、1月20日にPLAVEの公式SNSで公開された3枚目のミニアルバム『カルリゴ パート1(Caligō Part 1)』のティザームービーポスターです。このポスターは白黒の新聞紙を思わせるデザインに加え、指名手配のコンセプトを取り入れています。

しかし、このポスター公開後すぐに、オンラインコミュニティでは同ポスターが2023年6月に公開された韓国のアイドルグループSEVENTEEN(セブンティーン)のユニット、ジョンハン(Jeonghan、ジョンハン)とウォヌ(Wonwoo、ウォヌ)のシングル『This Man』のプロモーションポスターに似ているとの指摘が相次ぎました。特に、「Have You Seen This Boy?(PLAVE)」と「Have You Ever Seen This Man?(ジョンハン×ウォヌ)」という類似したキャッチフレーズや、全体的なデザイン構成が比較され、議論がさらに拡大しました。

これに対し、PLAVEの所属事務所であるVLAST(ブラスト)は迅速に公式コメントを発表しました。同事務所は「今回のポスターはアルバムコンセプトに基づき独自に制作されたものであり、特定のアーティストや作品を意図的に模倣したものではない」と盗作疑惑を否定しました。

しかし、SEVENTEENのファンコミュニティ「CARAT(キャラット)」の一部では、キャッチフレーズだけでなくポスター全体のスタイルや構成要素まで類似していると強く反発しています。一部のファンは「偶然の一致とするにはあまりにも似すぎている」と主張し、PLAVE側の説明を受け入れられないとの立場を示しています。

また、今回の議論はさらに広がり、一部のネットユーザーからはジョンハン×ウォヌの『This Man』ポスターも、2021年にリリースされたSHINee(シャイニー)の『Don’t Call Me』プロモーションポスターと似ているとの指摘が出ています。このように、特定のグループの問題ではなく、デザインコンセプトの反復性自体が議論の焦点となりつつあります。

一方で、PLAVEのファンコミュニティ「PLLI(プリー)」はSEVENTEENファンの主張に対して強く反論しました。「指名手配というコンセプトは大衆文化の中でよく使用されるテーマであり、PLAVEのポスターは完全に新しいアプローチで制作された」として、今回の盗作疑惑を不当な主張と一蹴しています。

このように両グループのファン同士による激しい攻防が続く中、PLAVEは予定通りアルバムリリースを進める計画です。『カルリゴ パート1』がこの議論を収束させ、大衆に新たな音楽的魅力を示すことができるか注目されています。

繰り返されるデザイン類似性の議論は、文化コンテンツ制作における独創性と倫理的責任の重要性を改めて問い直す契機となっています。

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