韓国のバーチャルアイドルグループ「イセドル」と元プロ囲碁棋士の李世ドル氏が特別コラボレーションを実施することが発表された。1月23日、「イセドル」公式ファンカフェにて公開された「イセドル vs イセドル SOOPERマッチ」のティザー映像は、多くのファンやネットユーザーの間で大きな話題となっている。
今回のコラボは2月21日にインターネット配信プラットフォーム「SOOP」の囲碁チャンネルで放送される予定だ。公開されたティザー映像では、元囲碁棋士の李世ドル氏がバーチャルアイドルグループ「イセドル」と対戦することを示唆しており、「イセドル」という名前をかけた対決が繰り広げられることを予感させる。具体的な企画内容はまだ明かされていないものの、李世ドル氏が世界的に著名な囲碁棋士であることや、放送が囲碁チャンネルで行われることから、囲碁をテーマにした特別イベントが予定されていると推測される。
この発表に対し、「イセドル」ファンカフェや各種コミュニティでは驚きと期待の声が相次いでいる。特に「まさかこんなコラボが実現するとは思わなかった」「以前冗談のように話されていた企画が現実になった」といった驚きのコメントが目立ち、コラボレーションの内容に対する関心が高まっている。「イセドル」という共通の名前を持つ二者が、どのような形で共演するのか、その詳細が注目されている。
「イセドル」は、韓国の人気ストリーマー「ウワクグ」氏がプロデュースしたバーチャルアイドルグループで、2021年8月に結成された6人組のVTuberユニットである。SOOPプラットフォームを中心に活動し、音楽配信や生配信、イベント出演など、多岐にわたるコンテンツを展開している。特に2023年11月に実施されたグッズクラウドファンディングでは約88億ウォン(約9.5億円)を集め、韓国のバーチャルアイドルグループとしては異例の成功を収めた。
一方、李世ドル氏は1995年にプロデビューし、驚異の32連勝を記録するなど、世界ランキング3位にまで上り詰めた実力者である。特に2016年には、Google DeepMindが開発したAI「AlphaGo(アルファ碁)」との五番勝負で唯一の勝利を収め、人類を代表する棋士として世界的な注目を浴びた。
「イセドル vs イセドル」という異色のコラボレーションは、バーチャルコンテンツと伝統的なスポーツを融合させた斬新な試みとして期待されている。囲碁という知的なゲームをベースに、どのようなエンターテイメント要素が加えられるのか、多くのファンの関心が集まっている。バーチャルアイドルと実在の伝説的棋士がどのように絡むのか、2月21日の放送を前に様々な憶測が飛び交っている。
今回のコラボに関する追加情報は、「イセドル」公式ファンカフェやSOOPプラットフォームを通じて随時公開される予定だ。このユニークな企画が、バーチャルアイドルと囲碁という異なる分野の融合によって、どのような新しい価値を生み出すのか、今後の展開が楽しみである。