インドネシアのVTuberコミュニティを讃える一大イベント「VTuber Awards Indonesia 2024」が、2024年11月23日にMuse Indonesiaの公式YouTubeチャンネルを通じて開催され、盛況のうちに幕を閉じた。今年の授賞式では、オンラインおよびオフライン投票による計14部門の受賞者が決定し、さらに特別賞が審査員によって選出された。
今回のアワードでは、インドネシア国内のVTuberグループを中心に、個人VTuberを含めた多様なクリエイターが表彰された。特に「AKA Virtual」の活躍が目立ち、多くの部門で受賞を果たした。「ベストゲーマー」部門では、同グループ所属のソウタが受賞し、候補者には同じAKA Virtualのアイリ・コーデリア、Hololive IDのカエラ・コヴァルスキア、Jin（10進）、Amarynnが名を連ねた。
「最もアーティスティックなVTuber」には、Comifuroの後援によってIka Gayouが選ばれた。「最も教育的なVTuber」部門では、Hololive IDのアイラニ・イオフィフティーンが栄冠を手にし、Re:Memoriesのピング・リム、セシリア・リベリア、ビル・シャイレンドラ、Hololive IDのパヴォリア・レイネらがノミネートされた。
また、「最も没入感のあるコンテンツ」部門では、AKA Virtualのミカヅキ・アリオンが受賞。EVRENのノエミ・ヘスティア、Cheva Reizu、Project:LIVIUMのユウラ・ヨザクラ、MAHA5のヘラ・ガラレアといった強力な候補がいた中での受賞となった。「ベストコンテンツクリエイター」部門では、Lilian Grimmxandraが受賞し、Yukki Riko、Amaya Miyu、Makotoshi、Ryoda Akamazuが候補として競い合った。
音楽部門では、「ベスト音楽クリエイター」としてAKA VirtualのAve Kanehoshiiが受賞。候補者にはMAHA5のAndi Adinata、Re:MemoriesのReynard Blanc、Gema Gathika、Chloe Pawapuaが名を連ねた。「ベストチャリティ活動」部門では、AKA Virtualが受賞し、候補にはメロディ＆ハーモニー、Project Liviumのインディラ・ナイラリサ、ミカ・アスマが含まれた。
VTuberコミュニティへの貢献を評価する「ベストクリッパー」部門では、Fuutaba Clipsが栄誉に輝き、Neya Clips. Ch、At Da Moment、Alice Ch.、Shirone Kunが候補となった。「ベストVTuberグループ」部門では、Hololive IDがトップに立ち、Re:Memories、JKT48V、AKA Virtual、MAHA5といったグループがノミネートされた。
また、地域VTuberの活動を評価する「ローカルヒーロー」部門ではDexterが受賞し、AOI ID、ASPIRA Project、VIP、Anovixが候補となった。「ライジングスター」部門ではGingitsune Gehennaが受賞し、AKA VirtualのShannon、Juliana Shafira、Kawamura Agil、Krow Thornesがノミネートされた。「隠れた名VTuber」部門ではAlona Driadが受賞し、Cianguin、Richard Ravindra、Zeya Haize、ASPIRA ProjectのKatya Feliciaが候補として挙がった。
授賞式のクライマックスとなった「今年のVTuber」部門では、AKA VirtualのHarris Caineが栄冠を手にした。他の候補にはHololive IDのKobo Kanaeru、Vestia Zeta、Re:MemoriesのElaine Celestia、AKA VirtualのAkemi Nekomachiが名を連ねた。
加えて、オフライン投票による特別賞も発表された。「ベストゲーマー」部門ではHololive IDのカエラ・コヴァルスキアが、「今年のVTuber」部門ではHololive IDのKobo Kanaeruが選ばれた。
さらに、特別功労賞として、VTuberコミュニティへの貢献が評価されたShinna Faultline（BMKG Gowa）とPos Indonesia KCP Jakarta Oceania Slipiに特別な称賛が贈られた。授賞式のフィナーレを飾った「レガシーアワード」は、インディペンデントVTuberのEvelyn（Hai Halo Epel!）が受賞し、その功績が称えられた。
今回の授賞式は、インドネシアのVTuber文化の発展を祝う重要な場となり、多くの視聴者がVTuber業界のさらなる成長に期待を寄せるものとなった。